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お薬の豆知識

「しゃっくりに柿の蔕(へた)」

しゃっくりは誰もが経験したことがあり自然に消えていくため、あまり問題にならないのですが、時には長時間続き日常生活の妨げになることがあります。
医学的にしゃっくりは横隔膜のけいれんです。
しゃっくりを起こす原因として、早食い、食べ過ぎ、タバコの吸いすぎ、急激な興奮、緊張、ストレスなど様々な因子があげられます。また、いろいろな病気が隠れていることもあります。
治療薬として漢方薬の芍薬甘草湯、呉茱萸湯などがよく使われますが、昔から「しゃっくりに柿の蔕」と言います。柿の蔕を煎じて飲む。という方法です。
この方法が意外に効くそうです。(私は試したことはありませんが…)
柿のへたにはタンニン、糖質、オレアノール酸、ウルソール酸などの成分が含まれています。有効成分は不明です。
柿の蔕は漢方薬を扱っている薬局で求めることができます。また、柿の蔕を含む漢方薬で柿蔕湯(していとう)があります。(処方薬ではありません)
しゃっくりで困った時、一度試してみてはいかがでしょうか?


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