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放射線(X線)撮影のときに着ているエプロンって?
放射線科の西川です。
当院では放射線(X線)撮影時に患者様の介助をする場合、
このような物を着ます。 これは放射線防護衣で、鉛を含んだ材質でできており放射線(X線)を防護する 役割があります。
手術などで被ばく時間が長い場合は、
水晶体を防護するゴーグルや甲状腺を防護するネックガードを着用する場合もあります。
では、本当に防護衣で放射線(X線)が防護できているか実験してみました。
ハサミを撮影してみます。
(黒くなっているほど放射線(X線)が通過している部分になります)
@そのまま撮影
Aハサミの途中まで防護衣を被せる
Bハサミを全部防護衣で被せる
以上のように防護衣によって放射線(X線)の通過を防ぐことができています。
今回は、時々質問を受ける防護衣の効果について簡単に説明させていただきました。
当院では、
・検査を受ける患者様には適正な線量で撮影する事
・医療従事者、介助者には正しい防護によって被ばく線量の低減を心がけております。